ホワイトバンドとは?

ホワイトバンドプロジェクトは、2005年にイギリスやアイルランドで始まった「グローバルな貧困根絶キャンペーン」で各国の政府に貧困対策を求める運動として始まったプロジェクトです。イギリスやアイルランドが発症ですが、すぐに各国に広まり世界規模のプロジェクトとして展開しています。世界の貧困を優先課題に、という意思表示を主要国首脳会議などの前に、白いリストバンドを腕につけてアピールし始めたのが始まりです。

 

このキャンペーンでは寄付等と言った金銭的なものが主旨ではなく、「お金ではなくあなたの声を表すホワイトバンドを身につけよう」といった共通のテーマに基づいてそれぞれの国の団体が活動をしています。ホワイトバンドと呼ばれる白いバンドを腕につける事で、このプロジェクトに参加しているという意思表示を行っていきます。このホワイトバンドは色々な団体で販売されていますが、必ずしもこのホワイトバンドを購入しなければならないというものではありません。白い布や紐を身につけるだけでもよいとされています。

 

が、しかしホワイトバンドというブランドが一人歩きしている様な状態でもあります。各国で品切れが続出し転売されるといった事も起こっています。実際にオークション等で高値販売されているのも見た事がある方も多いのではないでしょうか。こういった問題がホワイトバンドプロジェクト自体への批判となっている事も事実です。

 

では各国の団体が行っているホワイトバンドの売り上げ金は、どの様に使われているのでしょうか。実はホワイトバンドの売上金は発展途上国や貧困層などへの実質的な物資などに使用されません。そもそもホワイトバンドプロジェクトの主旨は各国の政府に貧困対策について考えさせるというものですから、実質的な援助といった寄付は原則として行っていないのです。すべての売上金が、貧困層対策の活動の為に使われる事になっています。

 

この様な実質的な物資等といった援助に使用されない為、ホワイトバンドの売上金の使途の不明確さが指摘されています。日本ではこのホワイトバンドプロジェクトを「特定非営利活動団体ほっとけない世界のまずしさ」が中心になって「ほっとけない 世界のまずしさキャンペーン」実行委員会」によって展開されていましたが、やはり売上金の不明確さや社会的な信用や団体においての信頼性等が大きく批判されていました。

 

ホワイトバンドだけはなく、こういった団体についてはやはり色々な批判が多く見受けられます。ホワイトバンドも当初の目的とする世界の貧困を政府の対策として考えようという主旨は大変すばらしいプロジェクトです。ただこういった金銭的なものが絡み規模が世界的に大きく膨らむと大きな批判を生んでしまうようです。