ホワイトバンドのルーツとは

「ホワイトバンドプロジェクト(キャンペーン)」という言葉で日本でも数年ほど前、一時期かなり話題になりました。もしかしたら、日本独自のプロジェクトと思っている人もいるかもしれませんが、G-CAP(ジー・キャップ:Global Call to Action Against Povertyの略)という世界的な運動でした。

 

「お金ではなく、あなたの声をください。その声をあらわすホワイトバンドを身につけてください。」という共通テーマに基づき、各国の政府にグローバルな貧困対策を求める運動として、2005年、イギリス、アイルランドで起こり、世界各国に広まったとされています。具体的には、主要国首脳会議(サミット)や国連総会などの前に、同調するメンバーが白いリストバンドを付けて集まり、「貧困を世界の優先課題にしよう」といった意思表示を行います。

 

世界の貧困をなくすための活動というと、食料や医薬品などを貧しい人々に届ける直接支援が知られますが、それだけでは世界の貧困は解消されないという思いから、このキャンペーンは始まっています。貧困を再生産している仕組みや構造を変えなければならないというのが最大の主旨と言えるでしょう。そのため各政府に政策転換を働きかけることを目的としているようです。