ホワイトバンドの売り上げ

「ホワイトバンド」の売り上げは、貧困国を直接救済するために使われるというより、自国の政府に働きかけ、発展途上国の貧困を救済するよう政策転換を促す政治活動の資金として用いられることが多いようです。

 

イギリスでは、ホワイトバンドのキャンペーンを展開する費用に使われているといいます。新聞広告やホワイトバンド・デーのイベント、ウェブサイトの作成と管理、国際会議の開催費などのようです。また、サッチャー政権が緊縮財政によって公立病院を閉鎖する政策を採ったときに、閉鎖される病院の職員と患者がこの活動を行い、運動の資金を集めたといわれています。

 

日本におけるホワイトバンドキャンペーンの目的も「貧困をなくす政策をみんなが選択する」といったことのようで、具体的には、開発援助の質の向上と量の増大、貧しい国の債務の削減、貿易のルールの公正化などを目指しています。

 

そのため、ひとつ300円で売られていたホワイトバンドの売り上げも、途上国に食料や医薬品などを届けるために使われるのではなく、基本的には、貧困をなくすために、現地の人たちによる努力への支援や協力に加え、貧困を作り出す世界の構造を変えるために使われるといいます。ただし、現在日本ではホワイトバンドを見かけることはほとんどなくなったようです。